【2024年】ハワイアン航空「燃油サーチャージ」これまでの推移と今後の見通しは!?

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みなさんアローハ!!🤙

航空運賃に大きな影響を与える「燃油サーチャージ」。

現在は、日本とハワイを往復すると数万円レベルにまで膨れ上がっています。

このシステムを正しく理解することで、予約の方法を工夫したりしながら費用を抑えることができます

今回は燃油サーチャージの仕組みとこれまでの推移、今後の見通しについて詳しく解説していきます!

関西国際空港(KIX)保安検査場前
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燃油サーチャージが旅費を圧迫!

1週間程度のハワイ旅行であれば、航空運賃が旅費全体の3割から5割程度を占めるのではないでしょうか?

さらに、昨今の燃油サーチャージ高騰の影響を受け、旅費全体が大幅に膨れ上がるという現象も起きていますね。

アップグレードした分の追加料金ならまだしも、ただただ追加徴収される費用という感覚は拭えませんよね。。

どうにかできないものかと考えてしまうこの費用。

まずはこのシステムについて正しく理解することから始めてみませんか??

自分が何にお金を払っているのかを知ることは大切なことです🤔

燃油サーチャージの推移【2019年】(日本ーハワイ路線)

現在に至るまで、どのように推移してきたのかを振り返ってみましょう!

発券日価格(JPY)価格(USD)
01/01〜01/318,500円 74ドル
02/01〜03/3111,000円 74ドル
04/01〜05/314,000円 50ドル
06/01〜07/316,000円 49ドル
08/01〜09/308,500円 74ドル
10/01〜11/306,000円 49ドル
12/01〜12/316,000円 49ドル
ハワイアン航空公式ウェブサイト参照

価格は片道分の料金です。

2019年ですので、コロナ禍前の状況です。

「年初から3月あたりまでは少し高いかな?」という印象ですが、おおよそ安定していましたね。

タイミングによって価格が変化する事がわかりますね🤔

燃油サーチャージの推移【2020年】(日本ーハワイ路線)

発券日価格(JPY)価格(USD)
01/01〜01/316,000円 49ドル
02/01〜03/316,000円 49ドル
04/01〜05/316,000円 49ドル
06/01〜07/310円 0ドル
08/01〜09/300円 0ドル
10/01〜11/300円 0ドル
12/01〜12/310円 0ドル
ハワイアン航空公式ウェブサイト参照

新型コロナウイルスの世界的な流行によって、3月末から人の動きが完全に止まりました

モノの動きもかなり制限されたため、原油価格が急落し、これが燃油サーチャージにも大きく影響しました。

「GoToトラベル」の観光需要喚起策が話題を呼びましたが、私自身「海外渡航はいつできるのか?」と思う日々でした。

「GoToトラベル」事業は2023年3月20日に終了しています🤔

燃油サーチャージの推移【2021年】(日本ーハワイ路線)

発券日価格(JPY)価格(USD)
01/01〜01/310円 0ドル
02/01〜03/310円 0ドル
04/01〜05/310円 0ドル
06/01〜07/314,400円 28ドル
08/01〜09/304,400円 28ドル
10/01〜11/306,600円 58ドル
12/01〜12/316,600円 54ドル
ハワイアン航空公式ウェブサイト参照

世界では少しずつ経済を動かしていこうという流れになりましたが、人の動きにはかなり制限がかけられていました。

各国の出入国制限もさまざまで、個人旅行をするにはかなり高いハードルがありました。(ワクチン接種回数、帰国前PCRなどなど。。)

余談ですが、出張でコロナ禍になって初めて関西空港に行きました

国際線フロアの4階は照明も最低限。観光客はゼロ

カウンターにも人はおらず、本当に悲しくなったのを覚えています。

「この先の見えない状況はいつまで続くのか」と。

日本では長期間にわたって「緊急事態宣言」が発令されていましたね🤔

観光客が全くいない関西国際空港4階の国際線チェックインカウンター付近(2021年3月撮影)
この日の出発便はシンガポール航空のみでした

燃油サーチャージの推移【2022年】(日本ーハワイ路線)

発券日価格(JPY)価格(USD)
01/01〜01/316,600円 54ドル
02/01〜03/3112,100円 116ドル
04/01〜05/3112,700円 94ドル
06/01〜07/3123,600円 213ドル
08/01〜09/3030,500円 234ドル
10/01〜11/3037,400円 284ドル
12/01〜12/3130,500円 213ドル
ハワイアン航空公式ウェブサイト参照

外国人観光客の受け入れを再開する国も一気に増えました。

その一つがハワイ。

しかし、原油高に加え、急激な円安の影響を受けて燃油サーチャージは高騰

ハワイを往復すると、燃油サーチャージだけで最大74,800円に!

ちなみに私もこの年に2回ハワイ渡航しました🤗 すでにメインランドからの観光客で大いに賑わっていましたよ🤗

燃油サーチャージの推移【2023年】(日本ーハワイ路線)

発券日価格(JPY)価格(USD)
01/01〜01/3130,500円 213ドル
02/01〜03/3130,500円 213ドル
04/01〜05/3123,600円 191ドル
06/01〜07/3121,300円 157ドル
08/01〜09/3018,400円 134ドル
10/01〜11/3021,300円134ドル
12/01〜1/3130,500円191ドル
ハワイアン航空公式ウェブサイト参照

2022年のピーク時から下降線をたどっており、年初から夏場までは下落が続いていました。

「このまま下がり続けてほしい!」と思っていたのもつかの間。

秋から年末にかけて、再び上昇に転じました。

燃油サーチャージの推移【2024年】(日本ーハワイ路線)

発券日価格(JPY)価格(USD)
01/01〜01/3130,500円 191ドル
02/01〜03/3128,200円191ドル
04/01〜05/3121,000円157ドル
06/01〜07/3122,500円157ドル
08/01〜09/3022,500円134ドル
10/01〜11/30未定未定
12/01〜1/31未定未定
ハワイアン航空公式ウェブサイト参照

ピーク時の3万円台からは下落しましたが、それでも2万円台を維持。

航空券で往復4万円以上の追加徴収はかなりの痛手ですね。

ハワイアン航空公式ウェブサイト2024年6月18日の更新で、公表されているのは9/30までの価格です。

燃油サーチャージはどうやって決まる??

石油の価格で決まる!

石油(製品)の価格によって決まる」と考えて良いでしょう。

石油製品とは、ジェット燃料(別名:ケロシン)や灯油、ガソリンなどを指します🤔

総称が「石油」となります。

物価は時代とともに変動していますが、その中でも石油は価格変動が激しいモノの一つ。

ガソリンスタンドの価格が表示された看板をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。

重要なのは、今取引されている石油製品の価格がすぐさま燃油サーチャージに反映されているのではない!ということです。

地下から採取されたままの状態のものを「原油」、精製したものを「石油製品」と呼びます🤔

為替の影響を受ける!

関西国際空港にある両替所の為替レート(日本円→外貨)

世界の基軸通貨は「米ドル」ですので、国際間の商取引は基本的には米ドルで行われます。

ですので、当然ですが石油製品の価格も為替変動の影響を受けます

現在のような「ドル高円安」の状況下であれば輸入品は割高になります。

これも燃油サーチャージが高騰している要因の一つですね。

原油高✖️円安のダブルパンチが燃油サーチャージ高騰の原因です🤔

燃油サーチャージ「今後の見通し」

石油製品の価格は「産油国の減産」や「世界情勢」など様々な要因で変動します。

誰も正確な予測はできません。

しかし、石油製品の取引価格が燃油サーチャージに反映されるまでにはタイムラグがあります

すでに原油価格はピークアウトしており、燃油サーチャージにもそれらが反映されています。

ですので、原油価格を予想することは極めて困難ですが、燃油サーチャージが今後どのように変化するかはある程度予測できます

ドル円については1ドル155円〜160円あたりを行き来しています🤔

Summary (まとめ)

  1. 燃油サーチャージが旅費を圧迫  このシステムについて正しく理解する事が大切🤔
  2. 燃油サーチャージ【2019年】  コロナ禍前はおおよそ安定🤔
  3. 燃油サーチャージ【2020年】  人やモノの動きが止まり0円に🤔
  4. 燃油サーチャージ【2021年】  経済は動き始めた事で0円→数千円に🤔
  5. 燃油サーチャージ【2022年】  ハワイ往復最大74,800円に🤔
  6. 燃油サーチャージ【2023年】  ピーク時から下降線をたどっており年初から続落🤔
  7. 燃油サーチャージ【2024年】  為替の影響もあり2万円台をキープ🤔
  8. 燃油サーチャージはどうやって決まる?①  石油製品の価格によって決まる🤔
  9. 燃油サーチャージはどうやって決まる?②  為替の影響も受ける🤔

最後に

今回は航空運賃に大きな影響を与える「燃油サーチャージ」について解説しました。

少しでも安く抑えたいのがこの費用。

次回は、「燃油サーチャージ」をコントロールする方法について解説していきます。

Mahalo~!! 🤙 and A hui hou~ !! 🤗

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この記事を書いた人

ハワイとスポーツをこよなく愛するブロガーsenと申します。
高校時代のハワイ渡航がきっかけで、大学は国際系の学部に進学。
学生時代は語学とクラブ活動に明け暮れる日々で、卒論は「旅行者心理」と「ハワイ」がメインテーマでした✏️
社会人となってからの数年間は、海外とは無縁の生活でしたが、人事異動をきっかけに社内で「ハワイでの教育プロジェクト」を提案。
それが運よく採用され、開発のためにハワイへ飛ぶようになりました🛫
航空会社や旅行社、ホテル業界、ハワイの教育プロダクションなど、ハワイの様々な方に協力頂きながら、体験探究型教育プログラムのコーディネーターとして活動しています🤗

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