みなさんアローハ!!🤙
航空運賃に大きな影響を与える「燃油サーチャージ」。
現在は、日本とハワイを往復すると数万円レベルにまで膨れ上がっています。
このシステムを正しく理解することで、予約の方法を工夫したりしながら費用を抑えることができます。
今回は燃油サーチャージの仕組みとこれまでの推移、今後の見通しについて詳しく解説していきます!
燃油サーチャージが旅費を圧迫!
1週間程度のハワイ旅行であれば、航空運賃が旅費全体の3割から5割程度を占めるのではないでしょうか?
さらに、昨今の燃油サーチャージ高騰の影響を受け、旅費全体が大幅に膨れ上がるという現象も起きていますね。
アップグレードした分の追加料金ならまだしも、ただただ追加徴収される費用という感覚は拭えませんよね。。
どうにかできないものかと考えてしまうこの費用。
まずはこのシステムについて正しく理解することから始めてみませんか??
燃油サーチャージの推移【2019年】(日本ーハワイ路線)
現在に至るまで、どのように推移してきたのかを振り返ってみましょう!
発券日 | 価格(JPY) | 価格(USD) |
01/01〜01/31 | 8,500円 | 74ドル |
02/01〜03/31 | 11,000円 | 74ドル |
04/01〜05/31 | 4,000円 | 50ドル |
06/01〜07/31 | 6,000円 | 49ドル |
08/01〜09/30 | 8,500円 | 74ドル |
10/01〜11/30 | 6,000円 | 49ドル |
12/01〜12/31 | 6,000円 | 49ドル |
価格は片道分の料金です。
2019年ですので、コロナ禍前の状況です。
「年初から3月あたりまでは少し高いかな?」という印象ですが、おおよそ安定していましたね。
燃油サーチャージの推移【2020年】(日本ーハワイ路線)
発券日 | 価格(JPY) | 価格(USD) |
01/01〜01/31 | 6,000円 | 49ドル |
02/01〜03/31 | 6,000円 | 49ドル |
04/01〜05/31 | 6,000円 | 49ドル |
06/01〜07/31 | 0円 | 0ドル |
08/01〜09/30 | 0円 | 0ドル |
10/01〜11/30 | 0円 | 0ドル |
12/01〜12/31 | 0円 | 0ドル |
新型コロナウイルスの世界的な流行によって、3月末から人の動きが完全に止まりました。
モノの動きもかなり制限されたため、原油価格が急落し、これが燃油サーチャージにも大きく影響しました。
「GoToトラベル」の観光需要喚起策が話題を呼びましたが、私自身「海外渡航はいつできるのか?」と思う日々でした。
燃油サーチャージの推移【2021年】(日本ーハワイ路線)
発券日 | 価格(JPY) | 価格(USD) |
01/01〜01/31 | 0円 | 0ドル |
02/01〜03/31 | 0円 | 0ドル |
04/01〜05/31 | 0円 | 0ドル |
06/01〜07/31 | 4,400円 | 28ドル |
08/01〜09/30 | 4,400円 | 28ドル |
10/01〜11/30 | 6,600円 | 58ドル |
12/01〜12/31 | 6,600円 | 54ドル |
世界では少しずつ経済を動かしていこうという流れになりましたが、人の動きにはかなり制限がかけられていました。
各国の出入国制限もさまざまで、個人旅行をするにはかなり高いハードルがありました。(ワクチン接種回数、帰国前PCRなどなど。。)
余談ですが、出張でコロナ禍になって初めて関西空港に行きました。
国際線フロアの4階は照明も最低限。観光客はゼロ。
カウンターにも人はおらず、本当に悲しくなったのを覚えています。
「この先の見えない状況はいつまで続くのか」と。
燃油サーチャージの推移【2022年】(日本ーハワイ路線)
発券日 | 価格(JPY) | 価格(USD) |
01/01〜01/31 | 6,600円 | 54ドル |
02/01〜03/31 | 12,100円 | 116ドル |
04/01〜05/31 | 12,700円 | 94ドル |
06/01〜07/31 | 23,600円 | 213ドル |
08/01〜09/30 | 30,500円 | 234ドル |
10/01〜11/30 | 37,400円 | 284ドル |
12/01〜12/31 | 30,500円 | 213ドル |
外国人観光客の受け入れを再開する国も一気に増えました。
その一つがハワイ。
しかし、原油高に加え、急激な円安の影響を受けて燃油サーチャージは高騰。
ハワイを往復すると、燃油サーチャージだけで最大74,800円に!
燃油サーチャージの推移【2023年】(日本ーハワイ路線)
発券日 | 価格(JPY) | 価格(USD) |
01/01〜01/31 | 30,500円 | 213ドル |
02/01〜03/31 | 30,500円 | 213ドル |
04/01〜05/31 | 23,600円 | 191ドル |
06/01〜07/31 | 21,300円 | 157ドル |
08/01〜09/30 | 18,400円 | 134ドル |
10/01〜11/30 | 21,300円 | 134ドル |
12/01〜1/31 | 30,500円 | 191ドル |
2022年のピーク時から下降線をたどっており、年初から夏場までは下落が続いていました。
「このまま下がり続けてほしい!」と思っていたのもつかの間。
秋から年末にかけて、再び上昇に転じました。
燃油サーチャージの推移【2024年】(日本ーハワイ路線)
発券日 | 価格(JPY) | 価格(USD) |
01/01〜01/31 | 30,500円 | 191ドル |
02/01〜03/31 | 28,200円 | 191ドル |
04/01〜05/31 | 21,000円 | 157ドル |
06/01〜07/31 | 22,500円 | 157ドル |
08/01〜09/30 | 22,500円 | 134ドル |
10/01〜11/30 | 22,500円 | 118ドル |
12/01〜1/31 | 未定 | 未定 |
ピーク時の3万円台からは下落しましたが、それでも2万円台を維持。
航空券で往復4万円以上の追加徴収はかなりの痛手ですね。
燃油サーチャージはどうやって決まる??
石油の価格で決まる!
「石油(製品)の価格によって決まる」と考えて良いでしょう。
総称が「石油」となります。
物価は時代とともに変動していますが、その中でも石油は価格変動が激しいモノの一つ。
ガソリンスタンドの価格が表示された看板をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
重要なのは、今取引されている石油製品の価格がすぐさま燃油サーチャージに反映されているのではない!ということです。
為替の影響を受ける!
世界の基軸通貨は「米ドル」ですので、国際間の商取引は基本的には米ドルで行われます。
ですので、当然ですが石油製品の価格も為替変動の影響を受けます。
現在のような「ドル高円安」の状況下であれば輸入品は割高になります。
これも燃油サーチャージが高騰している要因の一つですね。
燃油サーチャージ「今後の見通し」
石油製品の価格は「産油国の減産」や「世界情勢」など様々な要因で変動します。
誰も正確な予測はできません。
しかし、石油製品の取引価格が燃油サーチャージに反映されるまでにはタイムラグがあります。
すでに原油価格はピークアウトしており、燃油サーチャージにもそれらが反映されています。
ですので、原油価格を予想することは極めて困難ですが、燃油サーチャージが今後どのように変化するかはある程度予測できます。
Summary (まとめ)
- 燃油サーチャージが旅費を圧迫
- このシステムについて正しく理解する事が大切🤔
- 燃油サーチャージ【2019年】
- コロナ禍前はおおよそ安定🤔
- 燃油サーチャージ【2020年】
- 人やモノの動きが止まり0円に🤔
- 燃油サーチャージ【2021年】
- 経済は動き始めた事で0円→数千円に🤔
- 燃油サーチャージ【2022年】
- ハワイ往復最大74,800円に🤔
- 燃油サーチャージ【2023年】
- ピーク時から下降線をたどっており年初から続落🤔
- 燃油サーチャージ【2024年】
- 為替の影響もあり2万円台をキープ🤔
- 燃油サーチャージはどうやって決まる?①
- 石油製品の価格によって決まる🤔
- 燃油サーチャージはどうやって決まる?②
- 為替の影響も受ける🤔
最後に
今回は航空運賃に大きな影響を与える「燃油サーチャージ」について解説しました。
少しでも安く抑えたいのがこの費用。
次回は、「燃油サーチャージ」をコントロールする方法について解説していきます。
Mahalo~!! 🤙 and A hui hou~ !! 🤗
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